2000.7月のデータ          

 

(2000/7/22の湿原風景)



【2000.7.29】
 サギソウが次々と咲いてきました。
 コケオトギリが咲き始めました。
 「散策路図」の8番、20番付近では、サギソウが次々と咲いてきました。
サギソウは湿原内の多くの場所で咲きますが、まだ大半はつぼみを膨らませている状態です。
8月上旬から中旬にかけて、その花数はピークとなりますから、これからが楽しみです。
 「散策路図」の20番付近では、コケオトギリが咲き始めました。
コケオトギリの”コケ”とは、花が小さいことを意味しています。
この画像はルーペで拡大して撮影したもので、実際の花の大きさは直径5mm程度と小さなものです。
 その他、
ミズギクが湿原のあちらこちらで多く咲いています。
ミミカキグサムラサキミミカキグサホザキノミミカキグサヒメミミカキグサと日本に自生するミミカキグサ4種が全て見られます。


【2000.7.22】
 ノリウツギが咲き始めました。
 ミズギクが咲いています。
 湿原内と湿原を取り囲むように多くのノリウツギがあり、咲き始めたところです。
満開になると白い飾り花が一段と目立つようになります。
ノリウツギの”ノリ”は和紙を作るときの糊の成分として、その樹皮が使われたところからきています。
ウツギは茎が中空であるところからです。
 湿原のあちらこちらで、ミズギクが見られるようになりました。
まだまだ花数は増え、8月になればサギソウの白とミズギクの黄色が素晴らしい演出を楽しませてくれます。
 その他、
サギソウが咲き始めました。
ノギランが咲き始めました。
ムラサキミミカキグサが咲き始めました。
ミミカキグサが多く咲いています。


【2000.7.16】
 ミズギボウシが咲いています。
 ミズギクが咲き始めました。
 湿原背後にある沢では、ミズギボウシが咲いています。
この沢の多くの植物は湿原内より人足先に咲きます。よって、湿原内でもしばらくするとミズギボウシの花が見られます。
 「散策路図」の12番付近の木道沿いでミズギクが咲き始めました。
通常、ミズギクはサギソウと同じように7月下旬頃から咲き始め、ピークは8月中旬頃ですから、この個体は少し気が早いようです。
 その他、
ミカヅキグサが見頃です。
モウセンゴケトウカイコモウセンゴケが多く咲いています。
リョウブが咲いています。
ノリウツギのつぼみが膨らんできました。


【2000.7.8】
 リョウブが咲き始めました。
 ミミカキグサが咲き始めました。
 「散策路図」の4番付近ではリョウブが咲き始めました。
まだ、咲き始めたところで多くの花はつぼみですが、これから次々と咲いてきます。
この花が咲くと夏がきた感じになります。
 「散策路図」の6番付近では、ミミカキグサが咲き始めました。
この画像は花のアップですが、撮影したこの個体の大きさは高さ4cm程、花の大きさは4mm程度です。
全体の画像はこちらをご覧ください。
 これから暑くなるにしたがって、湿原のあちらこちらでミミカキグサの群生が見られるようになります。
 その他、
ミカヅキグサが咲いています。
モウセンゴケトウカイコモウセンゴケが多く咲いています。
ノギランのつぼみが膨らんでいます。
ミズギクのつぼみが出始めました。


【2000.7.3】
 チゴザサが見頃です。
 ハンゲショウが見頃です。
 先週より咲き始めたチゴザサが「散策路図」の12番付近で見頃の状態です。
目立たない花ですが、ルーペで覗いてみるとその造りの美しさに驚かされます。
右側の画像は15倍のルーペを使って撮影したものです。赤紫色の柱頭の様子がよく分かります。
 「散策路図」の20番北西付近では、ハンゲショウが見頃の状態です。
しかし、このハンゲショウは残念ながら何者かによって植え込まれたものであり、本来葦毛湿原には無い植物なのです。
 昨年もこのページに書きましたが、このような行為は、湿原の生態系のバランスを崩したり、植物地理的混乱を招くことになり、あってはならない事なのです。
 その他、
リョウブのつぼみが膨らんでいます。
ミカヅキグサが咲いています。
モウセンゴケトウカイコモウセンゴケが多く咲いています。



2000.01‾02 2000.03 2000.04 2000.05 2000.06 2000.07
2000.08 2000.09 2000.10 2000.11 2000.12

●過去の観察記録へ