2001.5月のデータ(2001/5/4の湿原風景) |
湿原近くにある沢沿いでは、バイケイソウが咲き始めました。 ミカワバイケイソウと葉は似ていますが、花の大きさや形などは随分と異なります。 背丈以上の高さの花茎が何本も林立する様子は壮観でもあります。 |
湿原周辺の雑木林では、テイカカズラが咲いています。 スクリューみたいな花やドリルみたいなつぼみは見ているだけで楽しくなります。 また、秋にはこの花の大きさからは想像できない程大きな実がなるのも不思議です。 |
今日は、葦毛では久しぶりにまとまった雨となりました。 水たまりのオタマジャクシや湿原の植物達にとっては恵みの雨です。 「散策路図」の5番、15番、20番付近ではネジキが見頃の状態になりました。 白い小さな花をズラリと並べた様子はかんざしの様であり、雨に濡れたその姿は一段と素敵でした。 |
「散策路図」の1番付近では、ハンカイソウが咲き始めました。 黄色で大きな花は、樹々の濃い緑の中で一段と映えて見えます。 また、3番の北側付近のものはまだつぼみであり、その形はカボチャのようでもあります。 |
「散策路図」の2番から3番付近では、カザグルマが咲いています。 この花は雨風による痛みが早く、現在は多くの花が随分と痛んでしまっています。 しかし、白く大輪のこの花は、園芸種のクレマチスに負けない素晴らしさがありますね。 |
「散策路図」の4、5番付近では、クロミノニシゴリのつぼみが膨らんでいます。 この樹木は、東海丘陵要素の植物であり、この地域固有のものです。 また、よく見るとシロシタホタルガの幼虫が多くついているのに気がつきます。 |
「散策路図」の2番から3番付近や5番付近では、ミカワバイケイソウが見頃の状態です。 今年の花つきは少ないと思ったのですが、全体の数ではまずまずの様子です。 まだ、つぼみのものも幾つかあるので、しばらくは楽しめそうです。 |
湿原周辺では、ニョイスミレ(ツボスミレ)が咲いています。 葦毛では、このニョイスミレの変種であるアギスミレもあり、こちらは葉がブーメラン形になるのですが、 区別が難しいものが多々あります。 |
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