2024.1〜2月のデータ         



(2024/01/04の湿原風景)


【2024.02.24】
 アズマヒキガエルの産卵が始まりました。

 湿原入口付近の池では、アズマヒキガエルの産卵が3日程前から始まりました。
以前は、湿原内の水たまりが卵で埋め尽くされるほど産卵数が多かったのですが、最近では少なくなってしまったのが気になります。


その他、
ショウジョウバカマシュンランハルリンドウの花芽が随分と膨らんできました。
●湿原内のあちこちで、ハンノキが咲いています。
●湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイヒメカンアオイヤブツバキが咲いています。


【2024.02.07】

 マンサクが見頃です。

 湿原背後の山では、マンサクが見頃の状態です。
花らしい花が少ない時期に、枝いっぱいにつけた花が見られるのは嬉しいことです。
 名前の由来は、枝いっぱいに花を咲かせるので「満作」。また、早春に咲くことから「まず咲く」が訛ったなどの説があります。

その他、
●湿原内のあちこちで、ハンノキが咲いています。
●湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイヒメカンアオイヤブツバキが咲いています。




【2024.01.22】

 バイケイソウの発芽が始まりました。
 ハルリンドウのロゼットが観察できます。

 湿原近くの沢沿いでは、バイケイソウの発芽が始まりました。
まだ高さ4cm程ですが、これから徐々に生長し5月末には花を楽しむことができます。
 一方、バイケイソウより早く花を咲かせるミカワバイケイソウの発芽はまだです 。
ミカワバイケイソウは遅くに発芽し、一気に成長するというスタイルです。

 湿原内のあちこちで、ハルリンドウのロゼットが観察できます。
ロゼットの中央では花芽が膨らみ、もう春の準備が万端のようです。
観察するにはヌマガヤなどの枯れ草を掻き分けて見ることになりますが、ロゼットはその枯れ草によって霜から守られています。
観察したら元のように枯れ草を被せておいてください。

その他、
●湿原内のあちこちで、ウメモドキの赤い実が目立ちます。
●湿原内のあちこちで、ハンノキの花序が膨らんでいます。
●湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイ、ヒメカンアオイ、ヤブツバキが咲いています。
●湿原周辺の雑木林では、マンリョウセンリョウ、ミヤマシキミなどの赤い実が目立ちます。




【2024.01.03】

 マンリョウの赤い実が目立ちます。
 シュンランの花芽が上がっています。

 あけまして おめでとう ございます。
 昨年も多くの方々にHPをご覧いただきまして感謝申し上げます。
 当HPは今年で開設29年目となります。今年もup-to-dateな情報を発信していきますので宜しくお願い致します。



 湿原周辺の雑木林では、マンリョウの赤い実が目立ちます。
センリョウは葉の上に実をつけますが、こちらは葉の下に実をつけ葉の縁には波状の大きな鋸歯があるのが特徴です。
湿原周辺ではセンリョウは多くありますが、マンリョウの方は数が少ないと感じます。

 湿原周辺の雑木林では、シュンランの花芽が上がっています。
細長い葉の中央部に、白っぽく円錐状の尖ったものが花芽です。
寒さはこれからが本番となるわけですが、植物はもう春の準備が万端のようです。
3月中旬頃に咲く花が楽しみです。

その他、
●湿原内のあちこちで、ウメモドキの赤い実が目立ちます。
●湿原内のあちこちで、ハンノキの花序が膨らんでいます。
●湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイ、ヒメカンアオイが咲いています。
●湿原周辺の雑木林では、センリョウ、ミヤマシキミなどの赤い実が目立ちます。


2024年の観察記録
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