2022.6月のデータ         



(2022/06/09の湿原風景)


【2022.06.29】
 ミカヅキグサが咲いています。
 カモノハシの穂が目立ちます  。

 「散策路図」の19番付近では、ミカヅキグサが咲いています。
小穂が三日月状をしていることから名がついています。
 ミカヅキグサは分布の中心が寒冷地にある植物です。この植物が温暖な葦毛湿原に生育すること一つ見ても、葦毛湿原が貴重な湿原であることがご理解いただけると思います。
 これから8月下旬にかけて、あちこちで見られるようになります。

 「散策路図」の14、15番付近ではカモノハシの小穂が目立つようになりました。
中には画像のように花が咲いている個体があります。
単純に1つの穂に見えますが、指で少しつまんでやると穂が2つあることに気づきます。
これを鴨のくちばしに見立てて名がついています。


 その他、
チゴザサが咲いています。
モウセンゴケトウカイコモウセンゴケが咲いています。
イソノキが咲いています。



【2022.06.22】

 イソノキが咲いています。

 湿原内のあちこちでイソノキが咲いています。
花は写真のように半開きのように見えますが、この状態で完全開花しております 。
甘い蜜が出るのか、多くの虫たちが集まります。


 その他、
ミカヅキグサが咲き始めました。
カキランモウセンゴケトウカイコモウセンゴケノハナショウブが咲いています。



【2022.06.09】

 ノハナショウブが咲いています。
 モウセンゴケ、トウカイコモウセンゴケが数多く咲いています。

 「散策路図」の15、20番付近では、ノハナショウブが見頃の状態です。
他の場所では、アヤメはカキツバタ等似た花がありますが、ノハナショウブは花の中央部に黄色の斑紋があるのが特徴です。

 湿原のあちこちでモウセンゴケ(画像左)、トウカイコモウセンゴケ(画像右)が咲いています。
トウカイコモウセンゴケは晴れた日の午前中しか開花しません。一方、モウセンゴケは曇りの日でも日中開花します。よって、両方の花を観察するには、晴れた日の午前中に訪れてください。
モウセンゴケとトウカイコモウセンゴケの比較はこちらをご覧ください。


 その他、
カキラン、クチナシが咲いています。
ヒメヒカゲが多く舞っています。



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