2023.1〜2月のデータ         



(2023/01/04の湿原風景)


【2023.02.25】
 バイケイソウの芽が生長しています。

 湿原近くの沢沿いではバイケイソウの芽が高さ25cm程度に生長しています 。
5月末には花を楽しむことができます。
 一方、バイケイソウより早くに花が咲くミカワバイケイソウはまだ発芽していません。
ミカワバイケイソウは、遅くに発芽し一気に生長して花を咲かせます。
そのような様子からも高山植物の血筋を感じます。

 その他、
●ミヤマシキミのつぼみが膨らんでいます。
ハンノキイワタカンアオイ、ヒメカンアオイ、ヤブツバキが咲いています。



【2023.02.07】

 ハンノキが咲いています。
 ハルリンドウのロゼットが見られます。

 湿原内やその周辺ではハンノキが咲いています 。
かんざし飾りのように長く垂れ下がっているのが雄花序、その付根付近にマッチ棒の頭ほどの雄花序がついています。
 同じ木で受粉を避けるために雄花が先に熟し、雄花が終わる頃に雌花が熟すようになっています。
また、木ごとに咲く時期をずらし他の木の受粉ができるように工夫しています。
なお、観察には背の低い木がある「散策路図」の12番の南側付近が適しています。

 湿原内のあちこちでハルリンドウのロゼットが観察できます。
特に「散策路図」の6番付近では多くのロゼットが見られます。
まだまだ寒さが厳しい時期ですが、植物達はもう春の準備が出来ている様子です。

 その他、
●ミヤマシキミのつぼみが膨らんでいます。
イワタカンアオイ、ヒメカンアオイ、ヤブツバキが咲いています。



【2023.01.24】

 バイケイソウの発芽が始まっています。
 ショウジョウバカマの花芽が膨らんでいます。

 湿原近くの沢沿いではバイケイソウの発芽が始まっています 。
まだ、高さ3〜4cmと顔を出したばかりですが、これからの生長が楽しみです。
5月末には花を楽しむことができます。

 湿原内や湿原周辺の雑木林ではショウジョウバカマの花芽が膨らんでいます。
まだまだ寒さが厳しい時期ですが、植物達はもう春の準備が出来ている様子です。

 その他、
●ミヤマシキミのつぼみが膨らんでいます。
イワタカンアオイ、ヒメカンアオイ、ハンノキヤブツバキが咲いています。



【2023.01.04】

 フユイチゴの実が目立ちます。
 ネジキの冬芽が綺麗です。

 あけまして おめでとう ございます。
 昨年も多くの方々にHPをご覧いただきまして感謝申し上げます。
 当HPは今年で開設28年目となります。今年もup-to-dateな情報を発信していきますので宜しくお願い致します。



 湿原周辺の林縁ではフユイチゴの真っ赤な実が目立ちます 。
今シーズンは、実付きが良いのか多くの実を見ることができます。
直径1cm程度の赤い実は甘酸っぱく、木苺の中ではとても美味しいです。

 湿原内のあちこちでネジキの冬芽が濃い赤色で目を引きます。
今シーズンに伸びた枝と冬芽が濃い赤色を帯びていますが、春の若葉が出る頃にはその色は消えます。
「散策路図」の14、15、20番付近のものが観察に適しています。

 花が極めて少ないこの時期、樹木の冬芽を観察するのも楽しいものです。

 その他、
●ミヤマシキミのつぼみが膨らんでいます。
イワタカンアオイ、ヒメカンアオイ、ハンノキヤブツバキが咲いています。
●ウメモドキ、ソヨゴ、ミヤマシキミ、ツルウメモドキ、センリョウ、マンリョウなど赤い実が目立ちます。



2023.01‾02 2023.03 2023.04 2023.05 2023.06 2023.07
2023.08 2023.09 2023.10 2023.11 2023.12

●過去の観察記録へ