2023.9月のデータ         



(2023/09/01の湿原風景)


【2023.09.29】
 イワショウブが咲き始めています。
 スズカアザミが咲いています。

 「散策路図」の6番の木道を挟んで反対側付近では、イワショウブが咲き始めています。
写真の個体は花穂が小さく貧弱ですが、これから立派な株も見ることができるでしょう。
この植物もミカワバイケイソウミズギクと同じように氷河期の遺存植物と言われ、標高の低いこの地に生育することが珍しいことです。


 「散策路図」の1〜3番付近では、スズカアザミ咲いています。
湿原内ではキセルアザミも咲いていますが、花を多くつけるこちらは華やかな感じがします。
東海地方および近畿地方に分布する地域固有のアザミです。

その他、
シラタマホシクサはまだ楽しめます。
サワシロギク、ミゾソバ、ムカゴニンジンが多く咲いています。
キセルアザミサワギキョウサワヒヨドリなどが咲いています。
●アブラガヤやヌマガヤの穂が目立つようになりました。




【2023.09.24】

 サワヒヨドリが咲いています。
 ミゾソバが多く咲いています。

 湿原内のあちこちで、サワヒヨドリが咲いています。
湿った所に生えることから”サワ(沢)”が冠についています。
花の色は手前の個体のように白いものから奥の個体のように赤味の強いものもあります。


 「散策路図」の1番付近では、ミゾソバが多く咲いています。
ウシノヒタイという別名があるように、葉の形は牛の顔を思わせます。
花の色は白から赤紫色まで幅があります。

その他、
シラタマホシクサはまだ楽しめます。
サワシロギクが多く咲いています。
キセルアザミサワギキョウスズカアザミ、ムカゴニンジンなどが咲いています。
●アブラガヤやヌマガヤの穂が目立つようになりました。


【2023.09.15】

 キセルアザミが咲き始めました。
 ムカゴニンジンが見頃です。

 「散策路図」の11番、20番付近では、キセルアザミが咲き始めました。
まだ蕾のものが多く、もう少し経てば湿原内のあちこちで花が見られるようになります。
花は先端に斜め下向きか横向きで咲き、花が終わると頃には上向きになります。


 湿原入口にある案内板近くの木道沿いでは、ムカゴニンジンが多く咲き見頃の状態です。
花が終わり、しばらくすると葉腋に”むかご”がつきます。
このように”むかご”がつき、根が朝鮮人参に似ていることから名がついています。

その他、
シラタマホシクサが見頃の状態です。
サワシロギクが多く咲き目立つようになりました。
サワギキョウノダケミズギボウシ、ミミカキグ、ヒメシロネなどが咲いています。
サワヒヨドリスズカアザミ、ミゾソバが咲き始めました。
●アブラガヤやヌマガヤの穂が目立つようになりました。




【2023.09.10】

 シラタマホシクサが見頃です。
 サワシロギクの花数が増えてきました。

 湿原内のあちこちで、シラタマホシクサが見頃の状態です。
花の盛りは9月中旬頃ですが、時期が経つにつれ茎の青味が薄れてきます。
9月末までは十分に楽しめますが、今が見事だと感じます。


 湿原内のあちこちで、サワシロギクの花数が増えてきました。
特に、「散策路図」の11番付近では、数多く観察することができます。
この花の盛りはまだ先ですから、これからますます花数が増えることになります。

その他、
ノダケ、ムカゴニンジン、ミズギボウシ、ミミカキグ、ヒメシロネなどが咲いています。
サワヒヨドリ、スズカアザミなどのつぼみが膨らんでいます。
●アブラガヤやヌマガヤの穂が目立つようになりました。




【2023.09.01】

 シラタマホシクサが咲き始め、目立つようになりました。
 イワショウブのつぼみが膨らんでいます。

 湿原内のあちこちで、シラタマホシクサが咲き始めよく目立つようになりました。
花の盛りは9月中旬頃ですが、今の時期は茎が青々としており白い花とのコントラストが美しく感じます。
昔のような大きな群落は見られなくなってしまいましたが、小規模な群落があちこちででき総面積は年々広がっているのが嬉しいことです。


 湿原内のあちこちで、イワショウブのつぼみが膨らんでいます。
特に、「散策路図」の6番の木道を挟んで反対側では、まとまった数を観察することができます。
この植物は北方寒地に分布の中心があり、標高60m程しかない葦毛湿原に自生するのは珍しいことです。

その他、
●木道すぐ横でオオスズメバチが巣を作り、木道の一部が一時的に通行止めになっていましたが、8月31日に巣が除去されました。
ノリウツギミズギボウシミミカキグサムラサキミミカキグサホザキノミミカキグサヒメミミカキグサが咲いています。
ヒメシロネサワシロギク、ムカゴニンジンなどが咲いています。
サワヒヨドリ、スズカアザミなどのつぼみが膨らんでいます。
●アブラガヤやヌマガヤの穂が目立つようになりました。




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