2023.10月のデータ         



(2023/10/06の湿原風景)


【2023.10.20】
 ミミカキグサが咲いています。

 ミミカキグサは南方暖地系要素の植物で夏が盛りとなります。しかし、葦毛湿原では強い霜が降りる12月中旬頃まで花を見ることができます。
 これから出てくる花は背丈を低くした個体となります。また、花の大きさは夏のものより少し大きく色も濃い感じがします。
 湿原内で見られる花が少なくなる季節ですが、その分ゆっくりと植物観察できる季節でもあります。葦毛湿原の深まる秋を楽しみたいものです。

その他、
スイランの花数が徐々に増えています。
●スズカアザミ、サワヒヨドリなどが咲いています。
●アブラガヤやヌマガヤの穂が目立ちます。




【2023.10.12】

 スイランが咲き始めました。
 イワショウブが綺麗です。

 「散策路図」の10番の西側では、スイランが咲き始めました。
まだ花数は少ないですが、もう少しすれば湿原のあちこちで、多くの花を見ることができます。
鮮やかな黄色の花は、秋の湿原を彩ってくれます。

 湿原内のあちこちで、イワショウブが咲いています。
今年は貧弱な花が多く、立派な株が見られないのが残念です。
花が終わったあとの実になった状態も美しいので見ておきたいものです。
本来、亜高山帯の湿地に生える植物ですが、標高の低い葦毛湿原で見られることが珍しいことです。

その他、
シラタマホシクサはそろそろ終盤で茎が枯れ始めています。
サワシロギクサワギキョウ、ミゾソバ、ムカゴニンジンが多く咲いています。
キセルアザミ、スズカアザミ、サワヒヨドリなどが咲いています。
●アブラガヤやヌマガヤの穂が目立ちます。




【2023.10.06】

 サワギキョウが見頃です。
 ウメモドキの真っ赤な実が目立ちます。

 8月下旬より咲き始めたサワギキョウが見事となっています。
特に「散策路図」の11番付近では多くの株を見ることができます。
和名に”キキョウ”とついていますが、花の形はそれとは大きく異なりミゾカクシに似ています。

 「散策路図」の1〜3番付近では、ウメモドキが真っ赤な実を付けています。
花は5月下旬頃に咲き小さくて目立ちませんが、真っ赤な実の時期はよく目立ちます。
秋が深まると葉が全て落ち、実が一段と目立つようになります。

その他、
シラタマホシクサはそろそろ終盤で茎が枯れ始めています。
サワシロギク、ミゾソバ、ムカゴニンジンが多く咲いています。
イワショウブキセルアザミサワヒヨドリノダケなどが咲いています。
●アブラガヤやヌマガヤの穂が目立ちます。



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