2023.6月のデータ         



(2023/06/03の湿原風景)


【2023.06.24】
 ヤマイが咲いています。

 湿原内のあちこちで、ヤマイが咲いています。
山に生えるイグサということから名がついていますが、平地の湿地で普通に生えます。


その他、
●イソノキが花盛りです。
モウセンゴケトウカイコモウセンゴケが咲いています。
アリノトウグサが目立つようになりました。
チゴザサがつぼみを膨らませています。



【2023.06.17】

 ミカワバイケイソウの果実が目立ちます。
 カモノハシが咲いています。

 「散策路図」の1〜3番、4番付近ではミカワバイケイソウの果実が目立ちます。
4月下旬に花盛りだったミカワバイケイソウですが、今は果実を付けています。
果実は、花穂の垂直部分とせいぜい一・二段目の枝分かれした先端部分にしか付いていないことに気づくと思います。
これは、果実の付いている部分は両性花であり、その下で実をつけない部分は雄花が咲いていたということです。


 「散策路図」の7番〜16番付近では、カモノハシが花を咲かせています。
単純に1つの穂に見えますが、指で軽くつまんでやると穂が2つあることに気づきます。
これを鴨のくちばしに見立て名がついています。

その他、
ノハナショウブ、イソノキが咲いています。
モウセンゴケトウカイコモウセンゴケが咲いています。
●少し気の早いサワシロギクが咲いています。
ヒメヒカゲが多く舞っています。



【2023.06.10】
 イソノキが咲き始めました。
 モウセンゴケやトウカイコモウセンゴケが咲いています。

 湿原内のあちこちで、イソノキが咲き始めました。
観察には「散策路図」の18番から14番付近が見やすく適しています。
左の画像のように、花は半開きのように見えますが、これで完全開花した状態です。
蜜が美味しいのか、多くの虫たちが集まります。

 湿原内のあちこちで、モウセンゴケトウカイコモウセンゴケが咲いています。
左がモウセンゴケ、右がトウカイコモウセンゴケです。
 モウセンゴケは曇りの日でも開花しますが、トウカイコモウセンゴケは晴れた日の午前中しか開花しません。
 よって、両方を見たい場合は晴れた日の午前中に訪れてください。
 モウセンゴケとトウカイコモウセンゴケの比較は、こちら

その他、
ノハナショウブが咲いています
●少し気の早いサワシロギクが咲いています。
ヒメヒカゲが多く舞っています 。



【2023.06.03】

 ノハナショウブが咲き始めました。
 クチナシが咲いています。

 「散策路図」の15番、20番付近ではノハナショウブが咲き始めました。
これから徐々に花数が多くなり、湿原内のあちこちで見られるようになります。
アヤメやカキツバタなど似た植物がありますが、ノハナショウブは花の中央部に黄色の細い斑紋があるのが特徴です。


 木道が始まる休憩所付近などでは、クチナシが咲いています。
湿原背後の山腹だけでなく、湿原内でも何株かのクチナシが自生しています。
とても良い甘い香りがします。

その他、
 台風2号の北上にともなって、愛知県東部では線状降水帯が発生し、豊橋市では2日朝から激しい雨が降り続きました。
24時間あたりの降水量が観測史上最大を記録するような状況で、各地に被害をもたらしました。
 葦毛湿原の状況は、駐車場から湿原へ至る小径が何カ所も雨でえぐられたり、湿原横を流れる沢沿い(「散策路図」1〜3番の所)の木道が2本流されるなど
しましたが、湿原本体の被害はありません。

ハンカイソウクロミノニシゴリが咲いています
●ミヤコイバラ、ソヨゴ、イヌツゲなどが咲き、イソノキが蕾を膨らませています。
モウセンゴケトウカイコモウセンゴケが咲いています 。



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